
「モナコ V4」日本で今冬発売予定
2009.09.25
世界初のボールベアリングとベルト駆動を搭載したタイムピース
― タグ・ホイヤーの最先端かつ画期的な開発
「モナコ V4」(150ピース限定)は、「モナコ」(1970年に公開された「栄光のル・マン」の劇中で、スティーブ・マックィーンが手首に纏ったアイコニックなスクエアフェースのタイムピース)の、次世代の革新を担います。
タグ・ホイヤーにおいて、時計のムーブメントの創造とは既成概念を打ち壊すことに他なりません。「モナコ V4」は、伝統的な機械式ムーブメントの歯車に代わり、刻み目入りのリレー式ベルト駆動(特許取得済み)を搭載しています。ベルトの張力はターン・バックルによって調整されます。
また、自動巻上げ機構においても卓越したシステムを採用しています。12gのタングステン製インゴット(錘)を採用したローターは回転するのでなく、あたかもハイエンドなモーター・レーシングカーに搭載されているエンジンのシリンダーのような上下の往復運動により28,800振動を刻みます。4つの香箱が、ムーブメント面に対して13度の角度をつけV字型にセッティングされているのが、このモデル名の所以でもあります。「モナコ V4」の大胆なデザインは、この画期的なムーブメントに匹敵します。3-Dをもちい自社製造された、傾斜のかかったサファイヤクリスタルは、カーブを描きながらケースサイドに融合します。スモールセカンドは、4時位置にセッティングされています。フォールディング・バックルの採用されたストラップはスタイリッシュなアリゲーター製です。
1969年に世界初マイクロローター搭載の自動巻クロノグラフとして誕生したアイコニック・モデル「モナコ」の快進撃はとまりません。
製品化は不可能であろうと語られていたタイムピース
タグ・ホイヤー「モナコ V4」

創立150周年を祝し、タグ・ホイヤーは1/100秒を計測する機械式クロノグラフ以来の最も大胆で画期的なアイディアに基づいたタイムピースの製品化に成功しました。
西暦2000年代初の新たなる機械式ムーブメントであり、おそらく21世紀初のウォッチメイキングの革新への大きな貢献であるタグ・ホイヤー「モナコ V4」は、とらわれた常識と決別し、機械式ムーブメントの技術面における大きな可能性を体現したものです。2004年バーゼルワールドにて、コンセプト・ウォッチとして発表された、ベルト駆動式の驚異的なタイムピース「モナコV4」は、プラチナ製の150ピース限定モデルとして製品化が約束され、現在スイスのラ・ショー・ド・フォンに位置するタグ・ホイヤーの工房で、組み立てられています。
「V4」が登場するまでは、今日におけるすべての機械式ムーブメントは、その機構の複雑度に関わらず、18世紀や19世紀にさかのぼる古典的なウォッチメイキングの原則に基づいていました。この伝統的なシステムの主となるものは、ゼンマイによるエネルギー貯蔵、歯車を使ったトランスミッション、脱進機の周囲に配置された制御機能です。しかし、「V4」チームは、このふたつの要素にとらわれずに、スタートラインから始めました。その結果が、完全なパラダイムシフトによる、新世代の機械式ムーブメントの誕生となったのです。
熟練時計技師と技術者から構成されるタグ・ホイヤーのR&D部門は、伝統的な機械式ムーブメントのピニオンと歯車の代りに、世界初となるベルト駆動のトランスミッションを取り入れました。これはふたつのターンバックルによって張力を制御する5本の刻み目のあるマイクロ駆動ベルトを高収率でリレーさせたものです。ポリエーテル・ブロック・アミド製(polyether block amide)のトランスミッションのベルトの断面は、ほぼ人の髪の毛1本の太さと同じ0.07ミリで、これまで製造されたどのベルトの1/10にも満たない太さです。伝統的なキャリバーと違い、このモジュラー付ベルト駆動システムは、ひとつの地点から別の地点へ動きを伝えるために別の歯車を必要としません。振動が少なく、動きを最大化することでより効率的で、メンテナンスがはるかに容易であるこのベルト駆動システムは、動力を必要な場所にどこにでも伝えることができ、より多くの複雑機能を障害なく実現します。

また、それまでムーブメントに重ねられ回転の動きを見せるローターを根本的にかえることで特許を取得しました。「モナコ V4」は、世界最小のボールベアリング(直径2.2mmから4mm、厚さ0.6mmから1mm)と、世界初のインゴットが採用されたタイムピースです。12gのタングステン製のインゴットは前後に動くのではなく、平行に配置され±13度に傾斜して隣り合わせた2組のV字型の香箱の間の軌道を上下に動きます。各香箱は450gのエネルギーを貯蔵することができ、合計900gの動力となります。インゴットのサイドにある歯車システムは、直線的な上下の動きを回転する動きへと変換します。
タグ・ホイヤーの現名誉会長であるジャック・ホイヤーが1969年に発表したマイクロローター採用の世界初の自動巻きクロノグラフ ムーブメントが搭載された初代「モナコ」と同様に、「モナコ V4」に搭載された強靭な新たなる「V4」ムーブメントは、ハイテクと高性能の象徴であるモーターレースの世界へのトリビュートでもあります。
「モナコ V4」という名称は、ムーブメントの4つの香箱が搭載されたV字型の主板に由来しています。ボールベアリングのふたつのベルトは±13度の角度でV字型にセッティングされ、タングステン製のインゴットは、モーターレース用の高性能エンジンに搭載されたシリンダーを彷彿させます。「モナコ V4」のアバンギャルドなルックスは、内側の革新的な機構にふさわしいものです。複雑なケースは、ラグジュアリーウォッチの最高水準の匠の技で見事に磨き上げられています。面取りを施したアーチ型のサファイアクリスタルは3Dの立体成型が施され、カーブを描いて側面に接続されています。ケースは裏蓋同様にプラチナ950製で、裏蓋は3つのサファイヤガラスの開口で3等分されています。ポリッシュ仕上げの面取りが施されたパーツが文字盤を形成し、スモールセコンドは4時位置に配置されています。ボールベアリング・システムは両サイドから、ムーブメントの独特な脱進機と3本のタイムキーピングベルトは正面から、また4つの香箱と2本のエネルギーベルトは裏側から見ることができます。デザインは息をのむほど新しく、これまでのどのタイムピースとも異なっているにも関わらず、スティーブ・マックイーンに愛された「モナコ」の精神とDNAを継承していることが、一目で見てとれるでしょう。この精神とDNAこそが、タグ・ホイヤーと「モナコ V4」を突き動かしたものでした。大胆さ、性能、そしてアバンギャルドへの情熱的な献身が真の原動力となったのです。

タグ・ホイヤーのR&D部門は、ジャン-フランソワ・リュショネーとともに、厳しい守秘義務のもと、機械式時計のムーブメントの基本的なコンセプトの研究を徹底的に始めました。この時から「モナコ V4」の物語は、スイスで働く献身的な思索家や熟練時計技師、技術者、職人、そして、著名なハイテク企業や大学、調査機関から選抜された比類ない国際ネットワークとの共同作業から成る特別なチームを巻き込んだ、真の人間の物語(a real human saga)となったのです。
「V4」の設計や試作品作り、製造に用いられた技術は、複雑な航空宇宙システムの開発に用いられる技術と同じものです。道具や技術、専門知識は、自動車産業やIT産業、応用数学、化学、気候学、コンピュータ工学、微小機械科学など多方面の専門分野の融合の結晶です。特許を持つソフトウェア(タグ・ホイヤーは3Dモデリングとデジタル合成を、いち早く採用していました)を含め、自動マイクロ連結器、流体力学的制御の高圧インジェクターなど、タグ・ホイヤーが独自に設計した新しい機械や方法論が「V4」の為に特別に開発されたのです。
「モナコ V4」は、タグ・ホイヤーの工房においてフランスの最高技術職人、Meilleur Ouvrier de Franceのひとりである熟練時計職人、デニス・バダンを中心に手作業で組み立てられています。「モナコ V4」は、現代の最先端の技術と、最も由緒ある伝統的な職人技の両方が用いられているのです。
150周年を記念したプラチナ950製の限定モデル(150ピース)は、11~12月に税込価格¥8,400,000で販売を予定しております。
詳しい製品情報はこちらでご覧いただけます。
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